薪文楽

特別公演のご案内
薪文楽とは

清和文楽人形芝居は江戸時代末期の嘉永年間(1848~1854)とされ地元農家の方々によって伝承されてきました。

春には、農作物の豊作を祈願して、秋には収穫の感謝を込め、村々の神社境内などで奉納芝居が催され、娯楽の少なかった時代の人々にとって最大のお祭りであり、一番の楽しみであったと言われております。

「薪文楽」の会場にもなっております大川阿蘇神社の境内には、農村舞台(国有形文化財)が残されており、清和文楽の母体でもあります。

「薪文楽」は往時の奉納芝居を現在に再現しようと始めたもので、境内には桝席を設置し、周囲に松明を焚いて幻想的な雰囲気を醸し出し清和高原の秋の風物詩ともなっております。

毎年10月上旬に開催しております。

大川阿蘇神社

十人重箱弁当

「十人重箱弁当」は十の小箱と、三つの大箱が納められた木製漆塗りの重箱です。古くから各種祭りなどのイベント時に使われてきました。中には「明治29年製」の重箱があり一つ一つが年季の入ったものになります。

薪文楽では境内に設置された10人用の升席に十人重箱が1つづつ置かれ、地元の女性の方が一人分づつ取り分けたりと接待いたします。

料理も地元産の山野菜をふんだんに使ったお煮しめや、手作りの巻きずしや地元特産の栗の渋皮煮などご用意してみなさまのお越しをお待ち申し上げます。

十人重箱弁当

農村舞台

道の駅清和文楽邑から、徒歩で5分の所にある大川阿蘇神社境内には、明治時代に建てられた農村舞台があります。

かつては、このような農村舞台で春秋の奉納芝居が上演されてきました。

平成17年に、「伝統芸能を継承してきた母体というべき建造物」と評価され、国の「登録有形文化財」に指定されました。

農村舞台

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